ロードバランサ の利便性
ロードバランサはとても利便性が有るのですが、そんな良い機能をもったロードバランサを導入しないのは何故なんでしょう。比較的大規模で人気のあるサイトでも、ロードバランサを導入していなかったりするようです。
なぜロードバランサを導入しないのでしょうか。ロードバランサという専用の装置を導入しますと、クライアントからのアクセスはまずはロードバランサが一手に受けて、ロードバランサが適宜、サーバに振り分けてくれます。この適宜というのが重要で、 重みづけをするなど分散方法を制御できるのです。サーバが停止していたら負荷分散対象から外す といったことができます。 また、一般的にロードバランサと呼ばれるものは、最低限レイヤ4つまりTCPの層の情報でIPアドレスやポート番号を元に分散することができるので、Webだけではなく、メールなどのサービスも分散できる汎用的なものです。
分散機能以外で、DNSラウンドロビンと決定的に違う点をあげると、サービス用のグローバルIPアドレスが1つでいい点です。DNSラウンドロビンの場合はラウンドロビンする分だけグローバルIPアドレスが必要ですが、ロードバランサの場合は、バーチャルIPアドレスと呼ばれる仮想的なサービス用のアドレスが1つあればサーバ負荷分散ができるのです。ですから、サーバが数十台でも数百台でもグローバルIPアドレスは1つで済むわけです。
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ロードバランサが基本のWebサービス
ロードバランサを配置した構成はいくつかあるのですが、いちばん基本的な構成は、なじみの深いWebサービスがあります。ロードバランサを使って負荷分散するとしますと、リクエスト/レスポンスの流れは、まず、クライアントがhttp/ にアクセスします。DNSで引くとそのIPアドレスが判るので、クライアントはポート番号に接続します。ここまでは負荷分散環境であろうとなかろうと同じです。 さて、このサービス用のIPアドレスはロードバランサに割り当てられています。つまり、まずはロードバランサがすべての接続を受け付けるわけです。そしてこのようなサービス用のIPアドレスをバーチャルIPアドレスと言われています。
パケットを受け取ったロードバランサは、バーチャルIPアドレスに対応させたサーバー群のどれかにクライアントからのパケットを転送します。このサーバー群のことをバーチャルサーバグループといい、個々のサーバをリアルサーバと呼びます。また、バーチャルIPアドレスと対比して、リアルサーバのIPアドレスをリアルIPアドレス)と呼んだりもします。
このようにロードバランサはリアルサーバのどれかにリクエストを転送するわけですが、転送先のリアルサーバを選出する際のアルゴリズムにはいくつか種類があります。ロードバランサの実装によって対応しているアルゴリズムは種々有ります